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純米燗酒の会

2017.7.24

学生時代にお酒を飲み始めた頃、日本酒を飲んで美味しくて身体が楽だなぁと思うと純米酒でした。以来、日本酒を飲む時は純米酒を選ぶことが多いです。

当時は「純米酒ってべたべたしている」「くどい」「お酒のガツンとした匂いがする」など不当な評価ばかり。二十歳前後の私が「純米酒が好きです」というと、「なんで!?」と驚かれる時代でした。

醸造アルコールが悪だとは思いません。しかし本来、米と麹と水で作っていたものなので、アルコールを使って酒質をコントロールすべきではないのかしらと。

 

少し前から気になっていた「全量純米蔵を目指す会」という酒蔵さんの集まりがあります。神亀の専務さんが中心になって進められていたそう(専務さん。春にご逝去されました)。
その方針を応援するお酒屋さんや飲食店が作る応援団もあるのです。いつもお酒の相談に伺うニシザワさんもその一つ。春にお店に伺った時に今回の会の案内をもらいました。

第一部と第二部とあり、両方とも参加です。

 

第一部。

各蔵の仕込み水がテーブルにセット。

参加する酒蔵さん。

一つづつおちょこをいただきました。これを使ってそれぞれのお酒を試飲。

 

会場が所謂「結婚式場」だったので食材や調味料など不安だったのですが、さすがに徹底しておりました。化学調味料などを使わず作られたそう。普段とまったく違う調理大変だったのではないかな。

化学調味料などを使わないって当たり前のようですが、なかなかそうでないところが多いものです。入っていると特にお酒を飲んだ時に気持ち悪くなるので安心して食べることができるのはうれしい。

銘々には松花堂弁当の入れ物に。

テーブルにはとりわけのお料理。

蔵元さんとお話ししながら飲ませていただきました。

飲んだことのない蔵はなかったのですが、普段のんだり、蔵元さんを知っていたりするところを中心に伺いました。

各蔵がそれぞれ自分の作ったお酒を冷(常温のことです)と燗でサーブ。

 

 

第二部は会場を移して蔵元さんとお話ししながらお酒をいただきます。大矢さんほぼ独占してしまった…。

最後は蔵元さんが並んで拍手。いい会でした。