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おいしいお皿講座「わかめ」 2018年4月

2018.4

冷たい空気が緩んだ春先、多くの海藻が収穫時期を迎えます。

海の中のものなので目にすることが少ないですが海藻も胞子からだんだん成長して食べるのに良い時期があるのです。

ちなみに「海藻」と「海草」は音は同じですが異なるものです。

「海草」は種子植物で、根・茎・葉の部分の区別があります。

代表的なものとしてはアマモやスガモ。英語ではsea grassです。

いっぽう「海藻」は藻類で、根・茎・葉の区別がはっきりしていません。

アオノリ、アサクサノリ、コンブ、ワカメ、ヒジキ、モズク、アオサ、テングサなど。英語ではseaweedです。

 

わかめの全貌。

左側のウニョウニョした部分がメカブです。

切り取ってしまってあるけどその先に根っこのような部分があります。

根っこのようであるけど、養分を吸い上げるのではなく、岩場などにくっつくためだけの器官。

右側の茎のようなところが茎わかめ。

そこについているのが所謂わかめです。

今回は普段の調理で使いやすい塩蔵わかめを比較。

産地(海)で厚みなどの食感に差は出るのですが、加工の仕方で随分戻り率が違います。

右が塩蔵のままのもの、左が塩を洗い流して水で戻したもの。

元の重量の3倍以上になるものもあれば、なんと元の重量より少なくなるものも(悲しい)。

たおやかな鳴門わかめと男らしい三陸わかめ、以外に評価が悪くなかったのは中国産の加工の良いもの。

 

わかめを使ったお料理たち。

そのままでも、さっと加熱しても、よ〜く煮込んでも美味しいなぁ。

わかめのリゾットいい香り〜。